小規模企業の働き方改革は、他社との差別化や生産性を高める上で、とても重要な要素になると思っています。

昔からある小規模企業においては、社員の平均年齢も高く、ITの活用が全体的に遅れているケースが多いです。

そのような状態でも、事業が継続できているため、積極的な変化をしていませんが、今後はそうではありません。

AIサービスやITサービスを上手に使いこなすことができないと、競争に負けて存続すら危うい状況になっていくでしょう。

目次

フリーランスの働き方は大いに参考になる

小規模企業の働き方改革は、フリーランスの働き方がとても参考になると思っています。

フリーランスとは、個人事業主として、働く場所を選ばず、人を雇用せず、案件によってチームを作って働く人たちのことを指します。

ひと昔前に、「ノマドワーカー」という言葉が流行りましたが、ノートパソコンとインターネット環境だけで、働く人たちのことを指します。

このような働き方をしている人は、時間の使い方がとても上手です。商談と商談の間の時間にメールやチャットのチェックをしたり、資料を作ったり、ブログやSNSで情報を発信したりととにかく時間密度が高い働き方をしています。

その多くは、5名以内(5名でも正直多いくらい)で事業を動かしていて、小規模企業はとても参考になるのではないかと思います。

フリーランスの働き方1:働く場所を選ばない

フリーランサーは働く場所をとにかく選びません。どこでも仕事をしますし、できます。

これは、働き方改革においてとても重要な要素で、時間当たりの生産性を意識した働き方になります。

フリーランサーの多くは、時間当たりの生産性については意識していない場合が多いですが、参考にする事で、時間密度の高い働き方が可能になります。

フリーランスの働き方2:チャットやSNSをフル活用

フリーランサーは、チャットやSNSをフル活用しています。Facebook、Twitter、LINEなどをフル活用していつでもどこでもコミュニケーションが取れるような状態にしてあります。

情報発信についても余念がありません、SNSで自分自身をブランディングしていきます。自身の近況はもちろんのこと、ビジネスのこと、課題を解決するための情報を適度に発信しながら、認知度を高めていきます。

フリーランスの働き方3:勤務時間が自由で成果主義

フリーランスには基本的に勤務時間というカイネンがありません。絶対的な指標は『成果と付加価値』になります。

つまり、成果を上げることが仕事であって、付加価値を高めることだけに注力しています。

勤務時間が長かろうが短かろうが関係ありません。仕事の成果で全てを判断しています。

テレワークが普及すると同時に、今まで以上に『仕事の成果』が重点的に見られるようになります。会社に出社しているかどうかは全く関係ないのです。”このような感覚”に早い段階で慣れておかないと後々取り残されることになってしまいます。

フリーランスで働く人の”働き方”は参考になる

今後、中小・小規模企業がテレワークを取り入れる際に、様々なシステムベンダーとテレワーク関連の商品やサービスの提案を受けると思います。

ここで注意が必要なのは、システムの特徴やサービスの詳細よりも、”その人(その会社)自身がどのような働き方をしているのか”を最初に確認をするべきだと思っています。

テレワークは、導入システムよりも社内の仕組みやルール作り、働くことに対する一人ひとりの考え方の変化が重要になるからです。

そういった意味で、身近に働くフリーランスの友人や取引先、実際にテレワークを実施している企業の意見を聞くのが先決だと思います。

事例として話しを聞くことで、より身近なものとしてテレワークを捉えることができます。

まずは、フリーランスで働いている方とアポイントを取って、意見交換してみてはいかがでしょうか。