小規模企業の場合、「社内ネットワーク環境にどこまで設備投資したらいいのかわからない・・・」と思われる方も多いのではないでしょうか。
恐らく、多くの経営者は、自分が信頼できそうな業者の提案を聞いて、コストが合えば内容を受け入るといった、意思決定のプロセスを経ていると思います。
実際、それで構わないと思いますし、小規模事業者の環境パターンはバリエーションはそう多くありません。
どちらかと言えば、このネットワーク機器で社内のネットワーク環境は安定的に動き、セキュリテ面も担保されるのだろうか?といった課題に直面していると思います。
目次
ルータ
小規模企業で安定感のあるネットワーク構築を課題にしている場合は、まずルータ周りを検討しましょう。
ルータは様々なメーカから販売されています。
ここでは、YAMAHAのルータを導入することを強く推奨します。RTXシリーズがありますが、RTX1210、RTX830あたりを導入すれば間違いはありません。
VPN環境、IPフィルター機能も細かく設定することができるので、拡張性に優れ、柔軟なネットワーク環境を構築することができます。
価格は量販店で販売しているタイプと比較すると若干高めですが、YAMAHAルータは安定感と故障やトラブルが少なく、絶大な信頼があります。
セキュリティ対策
セキュリティ対策については、RTX830の配下にUTMを設置するのが定番の構築方法です。よくUTMをPPPoE接続も兼ねて使用するケースがありますが、ブリッジ接続でセキュリティ機能のみを使用するようにしましょう。ルータとしても使用する場合は、スループットなどを意識して設計します。
UTMについては、CP730を推奨します。Check PointのUTMはスループットが他のUTMと比べるとやや低いので、PPPoE接続を行なう場合は、Fortigateと比較してみるのもありです。
CP730の詳細についてはこちらからご確認いただけます。
定番のコラボレーション
小規模企業のネットワークの定番コラボレーションはこうなります。
ルータにRTX830を設置、セキュリティにはCP730をブリッジモードで設置します。アクセスポイントはYAMAHAのWLX202あたりを選ぶといいでしょう。BuffaloのAPも優れていますが、YAMAHAルータとの相性と安定感があるため、YAMAHAのAPがおすすめです。
中小・小規模企業のネットワーク機器は、YAMAHA製品がとにかくおすすめです。実際に使用してみた感想もそうですが、通信が安定する、途切れないといった評判をあちこちで聞くことができます。
小規模とはいえ、事業で使用するネットワークですので、家庭用の機器を使い続けるのはナンセンスです。業務に使うインフラになりますので、最低限しっかりした機器を導入するようにしましょう。
機器自体も長期間壊れることなく使い続けられ、安定感もありますので。
小規模企業のネットワーク構築は、RTX830×CP730のコラボで決まりです。