こんにちは、サイバーブリッジ株式会社の櫻井です。
最近では「最適化」という言葉を、頻繁に耳にします。最適化とは、「様々なことを最も効率のよい状態に近づけること」だと解釈しています。
最適化とは、ある種の最先端の状態であることを意味するわけです「モノの最適化」「生活の最適化」「資産形成の最適化」たちまち「住まいの最適化」なんて言葉も出てきています。
要するに「ボトルネックになっている部分を取り除き、非効率を効率化しましょうね」という話に行き着きます。
ここでは、通信・インフラ・ネットワークについての記事を書かせていただいていますので、それに関連させていきたいと思います。
目次
ネットワーク環境の最適化とは?
ネットワークの最適化とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
例えば、「インターネットが遅い」「無線LANが遅い」「ネットワーク機器への接続に時間がかかる」このような問題があるとします。
これらの問題点は、「最適化」することで解決します。
インターネットが遅いのであれば、「回線やプロバイダ変更を検討する」「ルータのスペックを上げる」などの対策を検討すればいいのです。
「無線LANでの接続が遅い」のであれば、AP(Wi-Fi機器)のリプレイスを検討すればよいのです。
「ネットワーク機器への接続に時間がかかるの」であれば、NASやサーバに問題がないか考えましょう。
ネットワーク環境の最適化とは、業務上支障をきたしている箇所を見つけ改善することです。改善することで非効率な部分が効率化されて、生産性が向上します。
最適化が出来ていないとどうなる?
問題点がありながら、最適化を試みないことで業務効率を大幅に下げてしまっているケースが多々あります。
接続の遅延を例にとってみると、例えば、1回の遅延で10秒のロスが発生したとします。一人であれば、「10秒のロス」で済みますが、5人の組織であればそれが、1回につき50秒の遅延が発生しているのと同じ意味合いになりますね。
これが、1日10回発生したのであれば、500秒の遅延となり、1ヶ月に換算すると、10,000秒(1時間半以上)の遅延となります。
組織の人数が多ければ多いほど、それが雪だるましきに膨れ上がってしまい、組織においては、無駄なコストを払い続けているのと同じ意味合いになります。
ネットワークの最適化は生産性向上のための投資である
ネットワークの最適化は、「生産性の無い投資」だと認識する方も多いようです。
昔前のように長時間労働が是とされていた時代では業務効率に関しては強く意識されていなかったかもしれません。
しかし今は違います。
多くの企業では、労働時間の管理が徹底され、「時間あたりの生産性」を重視するようになり、業務効率の向上を阻害する要素は最適化する必用があります。
ネットワーク活況の最適化は、本来このような問題点を改善する意味合いが強く、時間を短縮させ業務効率を向上させるための「生産性向上のための投資」になると、私は考えています。
小規模企業こそ生産性や最適化を模索するべき
私は、小規模企業こそ生産性や最適化を模索するべきだと考えています。
ネットワークの最適化は、全体の中の一部分ですが生産性向上のためには欠かせません。「インターネットに問題なく繋がっているからそれでOK」ではなく、気になる点があれば、改善できる要素を探していくべきでしょう。