ネットワークカメラなどを導入した際にインターネット越しにカメラサーバにアクセスし映像をチェックするための、ポート開放手順になります。
NTTのルータPR500で実施ましたので、備忘録として簡単にあげておきますが、基本的な考え方は同じですので、どのルータにも応用できます。
ネットワークカメラなどをインターネット側から監視チェックしたい場合は、[80番ポート][554番ポート][8000番ポート]などを、特定のIP(固定したカメラサーバのローカルIPアドレス)に対して開放する必要があります。
今回は、カメラサーバ[192.168.1.10]あての通信に対してポート開放をしていきたいと思います。
目次
80番ポート
80番ポート、いわゆるWebサーバですね。
クライアントとの通信を待機し、要求に応じてWebページの情報を送信するといった流れになります。
[静的マスカレード設定]から設定を行っていきましょう。
- 変換対象プロコトル:TCP
- 変換対象ポート:80
- 宛先IPアドレス:192.168.1.10
- 宛先ポート:80
8080番ポート
続いて、8080番ポートを開放していきましょう。
8080番ポートとは、プロキシサーバなどに活用されます。
- 換対象プロコトル:TCP
- 変換対象ポート:8080
- 宛先IPアドレス:192.168.1.10
- 宛先ポート:8080
554番ポート
554番ポートを開放します。
554番ポートは、[RTSPポート]となり、RealTimeStreamingProtocolの略です。TCP/IPネットワーク上で音声や動画などのストリーミング伝送を行うための制御データになり、映像データの受信・再生などに応用され、カメラ映像を外部(インターネット)から見る際に使用されます。
- 換対象プロコトル:TCP
- 変換対象ポート:554
- 宛先IPアドレス:192.168.1.10
- 宛先ポート:554
設定は以上になります。
設定が反映された状態はこちらになりますが、これはあくまで基本的な設定になります。各自の環境に応じて適切な設定を実施するようにして下さい。
設定したポートがきちんと開放されているかは、下記URLのサイトでチェックすることができます。確認したいポート番号を入力し開放されているかどうかをチェックすることができます。
ポート開放チェックサイトはこちら
以上になります。