中小・小規模企業のセキュリティ対策では、UTMの導入は基本中の基本ですが、アプライアンス自体の導入には、それなりのコストが発生します。
UTMのライセンス期間を長期にする事で、割安になり、尚且つ月々のリース料でサービスが賄えると言った話が出てきてますが、こらには大きな落とし穴があります。
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UTMのリース契約はお得でもなんでもない
話を分かりやすくするために、ざっくりとお伝えしますが、60万円の商品を月々10,000円で導入することは別にお得でもなんでもありません。
UTMアプライアンスには5年や6年などの長い期間しかないと説明されることが多いようですが、そんなことはないです。
1年単位でセキュリティライセンスを更新することができます。
セキュリティ機器をリースすること
UTMはセキュリティ対策商品です。消耗品でもなければ、資産になるようなものでもありません。
リース契約をして導入するのなら、単年でのライセンス更新をすればいいだけです。
あくまで『リース“も”できる』くらいに捉えておくべきでしょう。
リースにする事で錯覚していませんか?
SMB向けのアプライアンスも場合によっては、100万近い金額になる場合があります。
小規模事業者では、なかなかポンと払える金額ではありません。
これを月々の一定額のリース契約にする事で、1万円、2万円といった金額を支払う事で利用できるのです。
疑問に思うのですが、そこまでして必要な商品なのでしょうか?
セキュリティは大切だし、毎月1-2万くらいなら仕方ないか。。。
このような発想の方は要注意です。
最初からリースで払うことを前提に考えているのであれば、単年ライセンスに関する情報やUTMを導入する意味さえも理解していないと思います。
“ハコ物”に関する固定費を下げる時代
今の時代、クラウド系のサービスやサブスクリプションサービス、レンタルサービスなど、事業者の選択肢は相当広がっています。
一昔前は、オンプレミス環境を構築して”ハコ物”でオフィスは溢れていました。
しかし今は時代が違います。
セキュリティ面の心配をされる方も多いと思いますが、クラウドの方が逆にセキュアな場合も多々あるのです。
“ハコ物”に支払う固定費を可能な限り下げて、スッキリとした環境下で事業をしていくべきなのかなとおもっているのです。