Windowsユーザなら一度は目にしたことのあるWindowsDefenderについて。
実際・・・
- どれほどの機能なの?
- 有料のウイルスソフトとの違いは?
- 注意点などは?
このあたりをまとめてみました。
目次
Windows Defenderについて少しお勉強
まずは、基礎知識をおさらいしてみましょう。
Windows Defender とは
WindowsDefenderとは、マイクロソフトが開発しているウイルスソフトです。
その名の通り、WindowsOSに標準搭載されているソフトになります。以前から、マイクロソフトには、セキュリティソフトが標準搭載されていましたが、現在の名称になったのは、Windows8以降(8/8.1/10)です。
以前は、「MicrosoftSecurityEssential」という名称のマルウェア対策ソフトが搭載されていました。
評判は・・・あまりよろしくなかったみたいですね・・・
Windows標準搭載
Windows端末には必ずプリインストールされています。
つまり、Windowsの導入=WindowsDefenderの導入
ということになります。
なので、セキュリティソフトを入れていないという丸腰の状態はあり得ません。
気づかないだけかもしれないですが、きちんとウイルスソフトが稼働しています。(無効化している場合を除く)
Windows Defenderの機能
主な機能はこんな感じです。
- ウイルスと脅威の防止
- アカウントの保護
- ファイアウォールとネットワーク保護
- アプリとブラウザコントロール
- デバイスとセキュリティ
- デバイスとパフォーマンスの正常性
- ファミリーのオプション
Windows Defenderの能力は?
第三者機関によるウイルスソフトの検証
プリインストールされているソフトだけに、無料のウイルスソフトのイメージが先行していませんか?
実際の検証結果がこちらになります。
緑色の部分が脅威をしっかりとブロックしているという意味になります。
黄色の部分は、User dependent = ユーザの設定に依存する部分を意味します。
赤色の部分は「不正アクセス」「情報漏えい」を意味します。
こうして見ると、多少のユーザ依存はあるものの、総じて高スコアをたたき出していて、脅威はブロックできていますね。
ユーザに依存するWindows Defender
こうして見ると、赤色の箇所はないものの、黄色の部分が目立っています。
つまり、ユーザの設定状況やセキュリティ対策スキルに依存するということです。
きちんと設定やメンテナンスを行えば強力なセキュリティソフトだと判断できるでしょう。
Windows Defender で十分な対策が取れるのか?
Microsoftが開発しているウイルス対策ソフト
MicrosoftがWindowsOSのために開発しているウイルス対策ソフトであることを忘れてはいけません。
WindowsUpdateの度に機能の強化がされています。
適切な設定と定期的なメンテナンスがキーポイント
適切な設定と定期的なメンテナンスが実行できうるのであれば、WindowsDefenderで十分です。
むしろ、WindowsDefenderをファーストチョイスとしてもいいと思います。
セキュリティベンダーが提供する、ビジネスライセンス版に関しても非常に油集ですが、それは一人ひとりの管理が行き届かない場合です。
きちんとしたメンテナンスを実施すれば、十分な対策が取れると私は思います。これは、私たちユーザ一人ひとりの、リテラシーセキュリティ意識をさらに高めサイバー攻撃に屈してはダメだ、というMicrosoftのメッセージが隠されているような気がしました。