小さい頃から「本を読みなさい!」と親や先生から言われたけど、本の読み方を教えてもらったことはありますか??
多分、100人に聞いたら95人はないと答えるでしょう。
本を読むのに、よく「時間がない」という人がいるが、そんな言い訳は社会に出たら通用しません。そもそも読書の仕方ってやつを間違っています。
これの機会に読書の仕方を覚えていって下さい。
もちろん、この方法が全てではなく、自分にあった読書習慣が見つかればそれでOKです。
目次
インプットのための読書
最初に知識として吸収するための読書についてです。
これはあなたの教養のベースとなるもので、分野ごとにメディアや考え方のベースとなる基本書みたいなものがあります。俗にいう”鉄板”ってやつですね。
インプットのための読書はまとまった時間とそれなりの気合(さぁ本を読むぞ—–!!というパッション!!)が必要です。
ただし、教養のベースとなる本なんてせいぜい一つの分野やテーマで10冊あるかないかです。これはベースとなる基本知識に直結しますので、じっくり読み込んで、できれば繰り返し読むようにしましょう。
ここに関しては、1周間でも1ヶ月でも時間をかけてOKです。
例えば、戦略書なら「孫氏やランチェスター」、経済学なら「マンキュー」、マネジメントなら「ドラッカー」、マーケティングなら「シュガーマン」、セールスライティングなら「ドリュー・エリック・ホイットマン」、自己啓発系なら「ナポレオン・ヒル」などをじっくり時間をかけて読むとベースとなる深い知識が身につきます。
また、教養を広げるという意味で、昨今のナショナリズム的な問題について深く考えたいのであれば、ベネディクト・アンダーソンの「想像の共同体」なんかは超おすすめです。
このようにインプットのための読書に関しては、分野ごとに昔からある”鉄板書”をきっちり読むようにしましょう。
アウトプットのための読書
一方でアウトプットのための読書も必要です。
基本的な鉄板書をきちんと読み込んでいれば、後はアップデートするだけです。
これは、自分にとって重要な部分や発信できそうな情報、少しでも役に立に立ちそうな気づきなどを”見つける作業”になります。
ハッキリいって、書店で販売されている、それらの本の多くは2,000円前後で売られています。2,000円程度で新しい気づきや知識や情報がいくつか手に入るなら超ラッキーだと思うべきです。
それくらいの割り切った考え方で本と向き合うとずいぶん気が楽になるのではないでしょうか。
巷では、速読本なんかも売れているようですが、パラグラフリーディングをする事で大筋を掴むのがいいでしょう。
目次を見て、気になるコンテンツを探します。気になるパラグラフを見て、そこの中にある小見出しを見ていきます。その辺りで興味が湧いたり、気づきがあれば集中的に読めばいいのです。
こらなら、時間のない人でも問題ありませんね。
気づきや発見をいくつ残せるか
アウトプットのための読書は一冊読むことが目的ではなく、気づきや新たな知識がいかに残せるかが重要です。
時間をかけて一冊読んでも、頭に何も残らなければ全く意味がありません。それであれば、すべて読まなくても気づきが一つ二つでも残ったほうが読書としての成果は大きいのです。
私の事例で恐縮ですが、私の場合は最初に、エピローグから読むことが多いです。エピローグを読むことで、本の内容の要約を大筋で掴むことができます。その上で、見出しを見て気になるところを中心に読んでいきます。
さらに、自分にとって大切だと思った内容は、スマホのメモなどに残して自分の所見などを一言二言載せるようにしています。
読了したら何らかの形で発信する
一冊読み終えたら、自分の頭の中を整理しましょう。
そのために有効なのは、SNSなどで自分の所見を発信することです。
1つ2つの気づきで全然OKです。まずは、自分の所見を発信すること、それを継続することが大事になります。
Twitterには140文字の文字数制限があります。この文字数制限を逆手にとることで要約力にもつながり、一石二鳥です。
お金がないというあなたへ
本を買うお金がないというあなたは、月に1冊でも2冊でも書籍代を捻出するようにして下さい。それを継続することで、スキルアップに繋がり、収入にも繋がるはずです。
Amazonの古本であれば、普通より安く購入することだってできます。
ちなみに私は、「書籍の買い過ぎて家計が破綻した」という人を聞いたことがありません(笑)大丈夫です。安心して下さい。
読書は『最も”手軽で費用対効果の高い”自己投資』だと言われています。
ぜひ、肩肘張らずに気軽な気持ちでペラペラとページをめくってみて下さいね。