G Suiteで「特定のアカウントには、特定のサービスを利用させない」といった、サービスへの接続権限を設定したい組織も多いと思います。
今回は、アカウントに応じて、特定のサービス(アプリ)へのアクセスを制限する方法を説明していきます。
目次
組織部門の管理と設定
最初に「組織部門」の作成をしていきます。
各種設定は、「管理コンソール画面」から作成します。
管理コンソール>組織部門で[新しい組織部門を作成(+)]をクリックします。
組織部門の名前を入力して、[作成]をクリックします。
親組織部門の下階層に先ほど作成した、組織部門が表示されたのが確認できました。
[組織部門]の設定は一旦以上です。
ユーザの組織部門を変更する
続いて、ユーザの組織部門の設定変更を行ないます。
管理コンソール>ユーザー>ユーザアカウントの一覧が表示されます。
現在は、親組織部門に全てのユーザが含まれていますが、一部のユーザアカウントを移動させていきましょう。
組織部門の移行対象アカウントにチェックを入れて、[その他]より[組織部門の変更]をクリックします。
変更したい組織部門を選択して、[続行]をクリックします。
設定内容を確認して問題なければ[変更]をクリックします。
選択した組織部門のユーザーにチェックを入れ、先ほど作成した[管理アカウント]を選択します。
作成した、組織部門の中に、先ほど移動したユーザアカウントが入っていればOKです。
利用を制限するサービスを設定する
最後に、組織部門のユーザーに対して、利用するサービス(アプリ)を制限する設定を行っていきます。
これにより、特定の組織部門に属するユーザーアカウントでのサービスの利用が制限されます。スケジュールの共有は制限したい、メールの送受信は制限したいなどの設定が可能です。セキュリティ上の関連からも利用する必要のないサービスは使えないようにするのも選択肢の1つです。
管理コンソール>アプリで接続を制限するサービスを選択します。
今回は、カレンダーの接続を制限してみましょう。
G Suite/G Suiteのコアサービスを選択します。
[管理アカウント]を選択>カレンダーにチェック>オフをクリックします。
確認画面が出ますので、問題なければ[無効にする]をクリックします。
無効にしたカレンダーが「オフ」になっていることを確認して下さい。
実際に、カレンダーへの接続を制限した、組織部門のアカウントでログインすると、サービス一覧から「カレンダー」が消えているのが確認できます。
設定は以上になります。
サービスへのアクセス不要なアカウントには接続させない、組織部門によっては、メールのみの使用を許可するなど、組織に応じた柔軟な設定が可能ですので、G Suiteで特定のサービスへのアクセスを制限したい方は、ぜひ活用してみて下さい。
今回はこの辺で。