通信環境やネットワーク機器に関わるコストについて、「なんか高いんじゃないか」「相場ってどんな感じなの?」と疑問に感じたことはないでしょうか?
もちろん、物事は「高いか?安いか?」で判断するのではなく、「良いか?悪いか?」で判断する必要があります。それが前提ではあるのですが、少しも違和感を感じたら、第三者に相談してみるのも一つの手です。
目次
通信機器には相場がある
通信機器にはそれぞれ型番があり、ある程度の相場が決まっています。
もちろん、何かしらの特約やサポート条件を付帯している場合はその限りではありませんが、相場感を大幅に逸脱しているものに関しては、積極的に見直しをかけるべきだと私たちは考えています。
リース契約
特に、リース契約で機器を導入している場合、見積書の合計金額に対して、月々のリース料は安く見えてしまい、審査さえ通過してしまえば、導入障壁がグッと下がります。*もちろん最終的には同じことなのですが…
ですので、月々のリース料で物事を判断し、「払えるか払えないか」で判断していると高値掴みしている可能性があるのです。
実際に、通信機器の世界では、いわゆる”緩い顧客のリスト(契約リスト)”が存在しているようで、訳も分からず、同じような商品を導入している小規模企業もあれば、短期間で商品のリプレイスを回している会社もあります。
このような販売方法は、営業マンから直接商品の提案を受け、営業マンから受ける情報が全てになりつつある顧客によくある傾向です。
いまや、インターネットを通じてある程度情報が民主化されている以上、サービスの付加価値をつけるか良質な情報を提供しつづけなければならないと私たちは考えていて、それによって付加価値つけたり、お客様の課題を解決して価格に転嫁しなければなりません。
OA機器の世界
OA機器の販売現場には、そういった傾向が特に顕著に見られます。
OA機器とは、複合機や電話機などのオフィスオートメーションの総称になりますが、現代のようなIT化された現場では、利用シーンが減ってきました。
ただ、今もOA機器を必要とする企業は数多く残っており、飛び込み営業や電話での営業が積極的に行われているのです。
ネットを通じた情報取集が苦手な経営者などは、営業マンから得る情報が全てとなりますので、話を鵜呑みにしてしまうのです。
複合機なんかは、最近ネットでの集客をする業者が増えてきました。これらはどれも型番商品になりますので、ドライな言い方をすれば、どこから購入しても受ける事ができるサービスは全く一緒です。
また、最近では勤務時間を短縮し、時間当たりの生産性を意識している企業が多くなってきましたので、飛び込み営業や電話営業を受付しない企業も増えています。
サポートに関しては、原則メーカー対応になりますので、販売店の役割は機械を販売するのが主な仕事になります。
OA機器の販売相場は下落傾向に
機器の相場については、一般的なA3カラー/4段カセット/FAX/スキャナ/プリンタ付で、月々10,000万円前後(5年リース)で利用できます。メーカーさえ拘らなければ、6-7,000円台(月々)で出回っているのもあります。*誤解のないように補足しますが、機種やサービス内容によって価格は上下しますので、必ずしも申し上げた金額が正しい訳ではありません。
インク代についても、モノクロ/カラーが1円/10円(枚あたり)は当たり前になっています。メーカーにとっては厳しい状況かもしれませんが、時代の流れには逆らえない状況で、今後これが高騰することはまずないでしょう。
その証拠に複合機メーカ各社、複合機を基盤とした独自のITサービスを開発・提供し続けたり、クラウドサービス、セキュリティサービスの提供に力を入れているのです。
現在の環境や価格に違和感を感じたら
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
お伝えした情報はあくまで参考として取り扱いをお願いしたいのですが、貴社の状況と比べて、乖離があったり、なんか違和感を感じたら、まずはインターネットなどを通じて情報を収集することをお勧めします。
そして、直接話をお聞きになりたい場合は、現在の課題を明記した上で、ぜひ一度ご相談ください。
私たちは、実際に多くの中小・小規模企業の環境改善のサポートをさせていただきました。
その中で単純にコスト最適化に成功した事例もあれば、コストを最適化することで、より付加価値のあるサービスの提供をさせていただいているケースもあります。
これは、私たちが”販売すること”に注力しているのではなく、ITを通じて企業の課題を解決するために日々、知恵を絞っていることによる結果だと自負しております。
PS.
冒頭申し上げましたが、価格が高くても、”いいサービス”を受けているのであれば、それは全く問題ありません。営業マンやサービスマンのきめ細やかな対応だったり、電話一本で、スグ駆けつけてくれることが、貴社にとってのニーズであれば、それはきっとコストに見合ったサービスであり、悩みや課題を解決できている証拠になります。
私たち自身も、それが本来あるべき姿だと考えていますので、それ自体、否定するつもりは一切ありません。
当ブログが、貴社の通信環境見直しの一部となり、課題や悩みを解決するための一部となることができたならば幸いです。