先日のニュースで、GMOインターネットさんが新型コロナウイルス流行しているため、一時的に在宅ワークに切り替えるとの報道がありました。
また、2月下旬には新型ウイルスの関係で大手企業各社が在宅ワークへの切り替えを実施しています。
これは従業員の安全を確保するための措置で、不特定多数との接触を防ぐことが目的とされています。
従業員の安全を考慮した素晴らしい決断だと思いますし、それと同時に普段から在宅ワークに対応できるような対策をしっかり取っているんだな〜と感心させられました。
私たち中小企業においても、在宅ワークの採用は非常にメリットが高いものになり、業務効率も高まるのではないかと考えています。
2020年7月にはオリンピックも開催し、首都圏を中心に人の往来がとても激しくなります。
公共の交通機関もマヒする可能性もあり、在宅ワークは重要なテーマだと言えるでしょう。
目次
テレワークのメリット
そもそも在宅ワークのメリットはなんでしょうか。
一時的なものと恒久的なものでも違いますが、一時的なもので考えてみたいと思います。
通勤のストレスから解放される
経営者の方は、理解に苦しむかもしれませんが、従業員の通勤におけるストレスは相当なものです。
満員電車に揺られて平均して約1時間の通勤は非常にストレスがたまります。
往復で2時間になるわけですが、この2時間が有効活用できたら素晴らしいと思いませんか?
仕事のために勉強する時間に使ったり、家族と過ごしたり、身体を動かしたりと有意義な時間を確保できるでしょう。それが仕事に対していい風に作用すれば理想です。
どのような仕組みを作ればいいのか?
中小企業においてテレワークを採用する場合、どのような仕組みを作ればいいのでしょうか?
業種、業界によって対策は様々ですが、中小企業ご最初に考えるべきテーマはコミュニケーションとクラウドだと思います。
テレワークで誤解されがちなこと
テレワークにおいて、よく誤解されることは「社員が仕事をサボるのではないか」という事です。
これは、多くの経営者が社員を信頼していない証拠であって、自分の目の届くところ、すなわちオフィスに置いておきたいのでしょう。
ただ、冷静に考えて欲しい事は、サボる社員はどこにいてもサボりますし、どの企業にも一定数サボる人間やモチベーションの低い社員は存在するということです。
テキストベースのコミュニケーションに慣れる
メッセンジャーツールなどを利用して、テキストベースのコミュニケーションに慣れることが重要です。
ここでいうコミュニケーションとは、仕事上の話だけではなく、ちょっとした雑談や会話もチャットでおこなうということです。
チャットのスレッドグリープを複数用意することになりますが、必ず雑談スレッドや趣味などのスレッドを立ち上げるようにしましょう。
テレワーク導入による副次的なメリットとは
テレワークの導入によってハッキリすることが一つあります。
それは、一人ひとりの生産性です。
今までは会社に来てなんとなく仕事をしていた人達が一定数いた訳ですが、そういった人たちは、テレワークの導入によってはっきりと浮き彫りになるでしょう。
テレワークは自宅や遠隔地で、テキストベースで仕事を進めますので、仕事の成果や進捗がハッキリわかります。
マネージャーにはマネージメント力ご一層求められるでしょう。
そういった意味では、一人ひとりの能力がハッキリと浮き彫りになり、”使える人材”、”使えない人材”がハッキリします。
企業にとってはいいきっかけになるかもしれませんね。