こんにちは。サイバーブリッジ株式会社の櫻井です。
ネットワーク関連の仕事をさせていただくと、それに付随してパソコンに関する相談を受けたりすることがあります。
よくある相談内容としては、以下のものがあります。
インターネットを閲覧する程度なんだけど、最適なパソコンはないか?
インターネットの閲覧とOfficeソフトの操作がメインなんだけど、最適なパソコンはないか?
正直、この手の質問は何百回とされていますが、未だに明確な答えが出せません。そもそも、インターネットを閲覧するのがメインであれば、パソコンなんて必用ありませんし、Officeソフトの操作だって、どのパソコンでもできます。
恐らく、このような質問をされる方の多くは、いいパソコンを市販では購入できないほどの価格で、安く購入したいのだと思うのです。
そして残念ながら、「作業効率を重視したいから、見合ったものを用意して欲しい」という要望を受けたことがありません。
私自身、明確な予算を提示された場合は別ですが、それがない場合に必ず伝えることがあります。
「パソコンは流通しているもので、ハイスペックのものを購入するのが結果的に安上がりです」と。
Microsoftやソフトウェアメーカが推奨動作環境を出してますが、あれはあくまでそのソフトが単独で快適に動作する環境を示しているのであって、複合的に動かしたり、長年使用した状態を想定しているものではないはずです。
つまり、あれらのデータは最低ラインとして考えるべきだと思います。
そして、一番の問題は、本来業務効率を上げるためのツールであるパソコンが逆に効率を下げてしまうケースです。
このようなことは、絶対にあってはならないのですが、意外にも多いのが実情です。
特に気になるのは、SSDがあるのにも関わらず、HDDを利用していて。立ち上がりにもの凄い時間をかけている事です。
このような時間のロスは、現代においては致命的だと思いますし、時間のコスト感覚が欠如していると言わざるを得ません。
多くの企業の経営課題の中に、業務効率化や生産性向上は上位のテーマに入るのではないでしょうか。
なのに、低スペックのパソコンで立ち上がりに10分近い時間を毎日費やしている。
これでは本末転倒ですね。
私がハイスペックの端末を購入する理由はそこにあるのです。